足利スクランブルシティスタジオ、12月末で閉鎖へ 最後の一般公開は11月9日開催(栃木・足利市)
栃木県足利市五十部町にある、渋谷のスクランブル交差点を再現した撮影用オープンセット『足利スクランブルシティスタジオ』が、2025年12月末をもって閉鎖・取り壊しとなることが分かりました。
映画やドラマ、ミュージックビデオなど約70作品が撮影された人気ロケ地で、“北関東の渋谷”として全国の映像ファンにも知られる存在でした。
▼渋谷のスクランブル交差点をイメージしたセット『足利スクランブルシティスタジオ』

映像の街・足利を象徴するロケ地
「足利スクランブルシティスタジオ」は、足利市が所有する旧足利競馬場跡地に2019年夏建設された屋外スタジオ。
交通量の多い渋谷駅前交差点での撮影が難しいため、市が土地を貸し出し、中国映画の撮影用に整備されたのが始まりでした。
撮影後は取り壊し予定でしたが、活用を望む声が多く、2020年に市へ無償譲渡。
その後、映像制作会社「ギークピクチュアズ」(東京都)などが市と契約を結び、運営を続けてきました。
街灯や看板、ビルの質感に至るまでリアルに造られた交差点セットは、映画・ドラマ・ミュージックビデオ・CMなど約70作品で使用されてきました。
▼直近でも数多くの撮影が行われていたようです。

12月末で閉鎖、跡地は市庁舎建設へ
足利市によると、施設の老朽化が進み、運営会社が契約を延長しない方針を示したことから、2025年12月末で閉鎖することが決定。
閉鎖後は取り壊しが行われ、跡地には新しい足利市庁舎や市民会館の建設が予定されています。
最後の一般公開は11月9日(日)に開催
閉鎖を前に、「最後の一般公開イベント」が2025年11月9日(日)に開催されます。
時間は10時〜16時、入場は無料で、優先入場チケット(申込制)は11月1日から受付が始まっています。
▼Peatixより

当日は、撮影体験ができる合成フォトブース(150組限定・事前予約制)や、これまで撮影された作品・アーティストのパネル展示、地元キッチンカーの出店も予定。
足利市のイメージキャラクター「たかうじ君」も登場し、約6,000人の来場を見込んでいます。
終幕を迎える“渋谷そっくりの街角”
オープンから約6年半。多くの作品に登場してきた「足利スクランブルシティスタジオ」は、映像制作と地域を結ぶ象徴的な存在でした。
実寸スケールで再現された渋谷の交差点は、今後見られなくなる貴重な景観。
閉鎖前の11月9日(日)の一般公開が、本当に最後のチャンスとなりそうです。
施設情報
- 施設名:足利スクランブルシティスタジオ
- 所在地:栃木県足利市五十部町284-5(旧足利競馬場跡地)
- 閉鎖予定:2025年12月末
- 一般公開イベント:2025年11月9日(日)10:00〜16:00/入場無料
- 公式サイト(出典):https://ashikaga-scramble.com/
※本記事の情報は2025年11月時点のものです。今後の予定は変更される場合があります。
「ハルト」さん情報提供ありがとうございました。
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