ようやく動き出す!前橋市千代田町スズラン周辺の再開発計画、2026年度着工・2031年完成予定に(群馬・前橋市)
もう数年前になりますが、『前橋中心市街地の再開発』を記事にしていました。
当初は2024年度に着工して、完了を2029年度と想定していましたが、工期は大分のびていてなかなか始まらないなーと思っていたところに続報です。
今回はそんな『前橋中心市街地の再開発』を取り上げます。
以前の記事はこちら
以前公表されていた『前橋中心市街地の再開発』を整理しよう
前橋市中心市街地の再開発として注目されてきた「スズラン前橋店周辺エリア」の再開発構想。
2022年ごろには、商業施設・オフィス・住宅・教育施設・地下駐車場を組み合わせた複合エリアとして整備される計画が明らかになり、「2024年度着工、2029年度完成」といったスケジュール感も示されていました。
▼再開発のイメージ図

▼再開発は「スズラン前橋」の周辺エリア


※出典:[前橋市]
あれから数年、ついにこの再開発計画が具体的な施設規模や工期とともに、正式な動き出しを見せ始めています。
▼現在の「スズラン前橋」

総事業費470億円、約2.3haを再整備
計画名称は「千代田町中心拠点地区市街地再開発事業」。
スズラン前橋店や市有地、中央駐車場などを含む約2.3ヘクタールの敷地を対象に、西街区と東街区に分けて整備される大規模な市街地再開発プロジェクトです。
2025年度中に法人格を持つ再開発組合を設立し、2026年度から解体・実施設計に着手、2031年春の“まちびらき”を目指すと発表されました。
事業費は当初想定の200〜300億円から大幅に増え、現在は約470億円規模にまで膨らんでいます。
西街区:図書館・商業・オフィスが一体化した複合ビルに
西街区には、以下のような施設が整備される予定です:
- 市立図書館(1〜3階/約8000㎡)
- 商業施設(1〜3階/約8000㎡、スズランを核とする)
- オフィスエリア(2〜5階/約8000㎡)※ジンズの本社機能やIT企業の誘致も視野
- 地下駐車場
- 1階広場スペース(約1200㎡)
設計は、藤本壮介氏(白井屋ホテル)と平田晃久氏(まえばしガレリア)が共同で担当予定とのこと。
「まち全体を森のように」というコンセプトのもと、自然との調和を意識したデザインが予定されています。
▼左手が「ばばっかわスクエア」。右手は「白井屋ホテル」。


▼「前橋ガレリア」

「ばばっかわスクエア」や「白井屋ホテル」が並ぶ馬場川通りも綺麗に整備されています。
東街区:教育・住まいの拠点へ
東街区には、小中一貫校と共同住宅が整備されます。
- 共愛学園が運営する小中一貫校
→ 定員約500人、3階建て・屋上校庭つき・延床7000㎡ - ファミリー向け共同住宅
→ RC造10階建て・約80〜90戸、延床9000㎡
※当初14階予定だったが、景観配慮のため縮小
こちらの設計は、医療施設などで実績のある石井設計が担当します。
おおよそのスケジュール
| 年度 | 主な予定 |
|---|---|
| 2025年度 | 組合設立、実施設計準備、企業選定へ |
| 2026年度 | 権利変換計画の認可、既存施設の解体開始 |
| 2027〜2030年度 | 順次工事 |
| 2031年4月 | 全施設の完成・“まちびらき” |
まとめ
長らく議論が続いてきた前橋中心市街地の再開発が、ようやく本格的に動き出しました。
スズランを含む商業と、教育・住宅機能を融合した“新しい前橋の顔”は、2031年にどんな景色を見せてくれるのでしょうか。
今後の進展も引き続き注目していきたいところです。
周辺ニュースとしては「前橋テルサ」の存続も気になるところ…。
※掲載の記事は、2025年8月時点の情報となります。
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