桐生で映画文化をつなぐ新たな取り組み『矢野園シネクラブ』が始動 能楽館の椅子も活用(群馬・桐生市)

群馬県桐生市本町の老舗「矢野園」で、定期映画上映会『矢野園シネクラブ』がスタートしました。
会場となるのは、歴史ある矢野園の米蔵。

2026年5月30日に第1回上映が行われ、今後も毎月1回程度のペースで映画上映を続けていく予定とのこと。

さらに注目なのが客席です。
会場には、かつて桐生市にあった映画館「能楽館」で実際に使用されていた椅子が使われているみたいです。
映画を観るだけでなく、桐生の映画文化の歴史にも触れられる新たなスポットとして話題を集めそうです。

『矢野園シネクラブ』

会場は歴史ある矢野園の米蔵

上映会が行われる矢野園は、1749年創業の老舗商店。
桐生新町重要伝統的建造物群保存地区に位置し、店舗や蔵は歴史的建造物としても知られています。
今回の上映会では、その敷地内にある米蔵を活用。蔵特有の落ち着いた空間で映画を楽しめるのが特徴です。

一般的なシネコンとは異なる、桐生らしい雰囲気の中で映画鑑賞ができる貴重な機会となっています。

矢野園

※出典:[google]

能楽館の椅子が再び映画の客席に

客席として使われているのは、2003年に閉館した桐生市の映画館「能楽館」で使用されていた椅子とのこと。
閉館後も関係者によって保管されていたものが、今回の上映会で再び活用されることになりました。

能楽館を知る世代にとっては懐かしく、知らない世代にとっては桐生の映画文化に触れるきっかけにもなりそうです。

きりゅうシネクラブが企画・運営

上映会を運営するのは、桐生市を中心に移動上映会などを行っている「きりゅうシネクラブ」。
これまで市内各地で映画上映イベントを開催してきましたが、今回、定期的に映画を楽しめる拠点として矢野園との取り組みが始まりました。

今後の上映予定

矢野園シネクラブの公式発表によると、今後は以下の作品が予定されています。

  • 6月13日「梅切らぬバカ」
  • 7月4日「海辺へ行く道」
  • 8月22日「風が吹くとき」(日本語吹替版)
  • 9月12日「aftersun/アフターサン」

大手シネコンではなかなか上映されない作品も含まれており、映画ファンにとっては見逃せないラインアップとなっています。

矢野園シネクラブ施設情報

💡ちょっとひとこと
歴史ある建物を活用して映画を上映する取り組みといえば、酒蔵を改修した映画館として知られる深谷市の「深谷シネマ」を思い出します。
今回の矢野園シネクラブも、米蔵という趣ある空間と能楽館の椅子を組み合わせた、桐生ならではの映画体験が楽しめそうです。
単なる上映会にとどまらず、地域の文化や歴史を次世代へつなぐ場としても注目したい取り組みですね。

※掲載の記事は、2026年6月時点の情報となります。

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