群馬で話題の『GUNMA PASSPORT』、今度は茨城県に!?

さいほくらしでもこれまで何度か取り上げてきた、群馬県の『GUNMA PASSPORT(群馬パスポート)』。

群馬県内35市町村を巡ってスタンプを集めることができるパスポート型のパンフレットで、2026年5月の交付開始直後から大きな反響を集めました。

当初用意された1万部は早々に受付が終了し、その後3万部を増刷。さらに申し込みが集中したことから、現在は先着順から抽選方式へ変更、そしてさらに6万部増刷されるなど、かなりの人気となっています。

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そんな『GUNMA PASSPORT』に、ちょっと面白い展開です。

茨城県が2026年8月6日、新たなパスポート型パンフレット『IBARAKI PASSPORT』を制作すると発表しました。

『IBARAKI PASSPORT』は2026年10月上旬に登場予定

茨城県の発表によると、『IBARAKI PASSPORT』は2026年10月上旬から交付開始予定。

茨城県のさまざまな情報を手のひらサイズの冊子にまとめるほか、県内44市町村を巡るスタンプラリーも実施されます。

44市町村すべてを巡った人には、「コンプリートスタンプ」も用意される予定です。

交付は無料となる予定で、申込方法や交付方法などの詳しい内容については、2026年9月に改めて発表される予定となっています。

これはまさかの「公認パクリ」!?

今回特に気になるのが、『IBARAKI PASSPORT』の見た目や仕組み。

濃いブルーを基調としたパスポート風のデザインや、市町村を巡ってスタンプを集める仕組みなど、『GUNMA PASSPORT』を知っている人なら、

「これ、群馬パスポートに似てない?」

と思うかもしれません。

ただ、偶然似てしまったわけではないようです。

2026年8月6日に行われた茨城県知事の定例記者会見で、大井川和彦知事は、『IBARAKI PASSPORT』について、

「群馬県の思いっきりパクリと言われてしまうかもしれませんが、狙ってやっております」

と説明しています。

つまり、最初から『GUNMA PASSPORT』を意識した企画ということみたいです。

さらにデザインについても意図的に似せており、大きさも群馬版と同じにしていることが明らかにされています。

しかも群馬県知事にも事前に相談済み

そして面白いのが、単純に勝手に真似をしたわけではないというところ。

大井川知事によると、全国知事会で群馬県の山本一太知事に会った際、茨城県でも同様のパスポートを実施したい旨を事前に伝えたとのこと。
山本知事からも了承を得た上で、今回の企画を進めていると説明しています。

つまり今回の『IBARAKI PASSPORT』。
あえて少し砕けた言い方をするなら、群馬県知事も了承済みの「公認パクリ」ということになりそうです。

もちろん「公認パクリ」というのは正式な表現ではありませんが、茨城県知事自身が会見で「パクリ」「狙ってやっている」と話しているのが、この企画の面白いところです。

単なる話題づくりではない『IBARAKI PASSPORT』

かなりキャッチーな発表ではありますが、『IBARAKI PASSPORT』には観光施策としての狙いもしっかりあります。

茨城県が公開した資料によると、2025年の観光入込客の居住地別内訳では、約36%が茨城県民。
さらに東京・千葉・埼玉の近隣都県から訪れる人が約40%を占めています。

そこで『IBARAKI PASSPORT』を活用し、

  • 茨城県民に県内の魅力を再発見してもらう
  • 県内各地への周遊を促す
  • 近隣都県からの観光客を増やす

といった効果を狙っているとのこと。

スタンプラリーを通じて、単に観光地を「訪れる」だけではなく、県内を「巡る」行動につなげたい考えです。

群馬パスポートの成功をそのまま活用?

大井川知事は会見の中で、『GUNMA PASSPORT』について非常に優れた企画であると評価しています。
群馬県では2026年5月に『GUNMA PASSPORT』の交付が始まると、当初の想定を大きく上回る申し込みが殺到。

茨城県としても、すでに大きな話題となっている群馬県の企画をあえて取り入れることで、『IBARAKI PASSPORT』自体への注目度を高める狙いもあるようです。

ある意味では、「成功しているなら、素直に真似してみる」という、かなり潔い企画とも言えそうです。

表紙には茨城県公式VTuber「茨ひより」

公開された『IBARAKI PASSPORT』のイメージを見ると、濃いブルーの表紙にゴールドの文字。
中央には茨城県の形とともに、茨城県公式VTuber「茨ひより」がデザインされています。

かなり本物のパスポートを意識した雰囲気で、『GUNMA PASSPORT』と並べて持ってみたくなるデザインです。

なお、現時点で公開されている表紙はイメージとなっています。

群馬、茨城ときたら……次は栃木!?

そして、さいほくらし的にちょっと気になるのがここ。

群馬県と茨城県は、同じ「北関東3県」ではありますが、実は県境を接していません。

その間にあるのが栃木県です。

群馬県で『GUNMA PASSPORT』がスタートし、今度は茨城県が『IBARAKI PASSPORT』を制作。

こうなるとやっぱり、「次は栃木県……?」と考えてしまいます。

実際、大井川知事も会見の中で、群馬・茨城と続くことで、今後ほかの都道府県にも同じような取り組みが広がっていく可能性について触れています。

北関東3県すべての「ご当地パスポート」が揃う日も、もしかするとやってくるのかもしれません。

『IBARAKI PASSPORT』概要

  • 名称:『IBARAKI PASSPORT』
  • 内容:パスポート型パンフレット
  • 交付開始:2026年10月上旬予定
  • 料金:無料予定
  • スタンプラリー:茨城県内44市町村
  • コンプリート:44市町村を巡った人にコンプリートスタンプを予定
  • 申込・交付方法:2026年9月ごろ発表予定
  • 発表(出典):茨城県 観光誘客課
  • 公式X(出典):観光いばらき

※掲載の記事は、2026年8月時点の情報となります。内容は今後変更となる場合があります。