【まち情報】深谷市のパティオ、なぜ再開しない? 深谷グリーンパーク再整備へ
深谷グリーンパーク、なぜ再開しない? 深谷市が再整備の事業概要書を公表へ(埼玉・深谷市)
埼玉県深谷市の「深谷グリーンパーク」について、深谷市が再整備事業の「事業概要書」を公表しました。
これにより、今後は公募型プロポーザル方式で事業者を募集し、施設の再整備が進められる見通しです。
以前からプール施設「パティオ」の休館(レジャープールのみ)が続いており、「なかなか再開しないな…」と感じていた方も多いかもしれません。今回公表された内容を見ると、背景には老朽化だけでなく、運営コストや集客面の課題もあったことが見えてきました。
「パティオ」

深谷グリーンパークで何が起きている?
深谷グリーンパークは、北関東最大級の全天候型プールや公園を備えたレジャー施設として1996年に開園しました。屋内にはレジャープールや25mプール、レストラン、研修室などがあり、長く親しまれてきた施設です。
一方で、開園から約29年が経過し、施設の老朽化が進行。
さらに、利用者数はピーク時から半減し、光熱費や人件費の高騰も重なって、維持運営の負担が大きくなっていたようです。
なお、屋内レジャープールは2024年11月に天井構造部の一部が落下したことを受け、現在も臨時休館が続いています。
深谷グリーンパークの現状と課題

単なる改修ではなく、“施設のあり方”を見直す再整備に
今回の再整備で注目したいのは、単純に「プールを直して再開する」という話ではなさそうな点です。
深谷市は再整備コンセプトとして、「いつまでも楽しい みんなの笑顔あつまる 水とみどりのエスパシオ」を掲げています。
事業の目的としては、以下のような方向性が示されています。
- 年間を通じて安定的に集客できる施設にすること
- 効率的な維持管理でランニングコストを抑えること
- 花きや野菜など、深谷らしい農業振興にもつなげること
- 幅広い世代が利用できる機能を持たせること
- 周辺の観光資源と連携できる施設にすること
屋内施設については、プール機能の見直しを前提に、多世代が利用できるレジャー、健康・運動、交流、イベントなどの機能を組み合わせた施設構成を目指すとされています。
つまり、これまでのような“プール中心の施設”から、複合的なおでかけ施設へと役割が変わっていく可能性もありそうです。
本目的のコンセプト

運営は民間主導に近い形へ
今回の事業方式は「DBO方式」が予定されています。
これは、施設自体は市のものとして残しつつ、設計・建設・運営・維持管理に民間事業者のノウハウを取り入れる方式です。さらに、施設の運営・維持管理には指定管理者制度の活用も予定されています。
ざっくり言えば、「市の施設ではあるけれど、運営面はかなり民間主導に近い形になる」と見ることもできそうです。
事業者は市から対価を受け取るほか、利用料金の収受や自主事業による収入も見込める仕組みとなっており、今後は“収益性”も意識した施設づくりが進む可能性があります。
再整備の方向性

※出典:[深谷市]
今後のスケジュールは?
深谷市によると、2026年4月に募集要項や要求水準書などを公表し、公募型プロポーザル方式で事業者募集を開始する予定です。その後、2026年10月に優先交渉権者を決定する見通しとなっています。
事業期間は2030年度末までを予定しており、屋内施設などの主要部分については2029年夏頃の供用開始を目指すとされています。
つまり、すぐに再開するというよりは、数年単位で大きく生まれ変わる計画といえそうです。
「以前と同じ形に戻る」とは限らないかも
深谷グリーンパークといえばプールの印象が強い施設ですが、今回の公表内容を見ると、再整備後はこれまでと同じ形に戻るとは限らない印象です。
もちろん、今後どのような提案が採用されるかによって中身は変わってきますが、単なる改修ではなく、施設の性格そのものが変わる可能性もありそうです。
長く親しまれてきた施設だからこそ、今後どんな形で再整備されるのか注目しておきたいところですね。
施設概要
- 施設名:深谷グリーンパーク
- 所在地:埼玉県深谷市樫合763
2026年3月時点の情報です。今後変更となる場合がありますので、最新情報は深谷市の発表等をご確認ください。
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