群馬が“温泉文化の聖地”へ? ユネスコ無形文化遺産登録を目指す取り組みで新たな動き(群馬県)

群馬県が進める「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産登録に向けた取り組みで、新たな動きが明らかになりました。
2026年5月27日の県議会一般質問で、群馬県の山本一太知事は、機運醸成を目的とした仮称「温泉文化カンファレンス」を県内の温泉地で開催する方針を明らかにしました。

第1回は2026年11月中旬ごろ、みなかみ町の「みなかみ18湯」を舞台に開催される予定です。

18湯でも知名度の高い法師温泉の長寿館

※出典:[みなかみパーフェクトガイド]

群馬県内の温泉地を巡る「温泉文化カンファレンス」

群馬県によると、カンファレンスでは温泉に関する有識者による講演や、温泉地の未来像について議論するプログラムなどが検討されています。
また、今後は県内の主要温泉地を巡回しながら継続的に開催していく方針で、群馬県は2026年度当初予算に関連経費として3,600万円を計上しています。

山本知事は県議会で、「群馬がニッポンの温泉文化の聖地と呼ばれるように、価値・魅力を世界に発信していきたい」と述べました。

そもそも「温泉文化」とは?

現在、全国で進められている「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産登録運動では、温泉を単なる観光資源ではなく、日本人の暮らしや歴史、地域社会と深く結びついた文化として捉えています。
温泉地での湯治文化や共同浴場の利用、地域の祭りや風習との関わりなど、長年受け継がれてきた温泉を中心とした生活文化全体を「温泉文化」として世界へ発信しようという取り組みです。

2025年には国内候補として選定され、現在は2030年頃のユネスコ無形文化遺産登録を目標に準備が進められています。

全国有数の温泉県・群馬にとって大きなテーマ

群馬県には草津温泉、伊香保温泉、四万温泉、水上温泉郷、万座温泉など全国的に知られる温泉地が数多く存在しています。

温泉地の数や温泉文化の歴史を考えると、今回の取り組みは単なる観光PRにとどまらず、「群馬らしさ」を国内外へ発信する大きなプロジェクトと言えそうです。

今後、みなかみ18湯でのカンファレンス開催を皮切りに、県内各地の温泉地でどのような議論や発信が行われるのか注目されます。

💡ちょっとひとこと
群馬県といえばやはり温泉県。その強みを「観光地」ではなく「文化」として世界へ発信しようとしている点は興味深いですね。
草津や伊香保だけでなく、みなかみや四万など県内各地の温泉地にも注目が集まるきっかけになるかもしれません。2030年のユネスコ登録が実現するのか、今後の動きにも期待したいところです。

※掲載の記事は、2026年5月時点の情報となります。

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