佐野SA(上り線)が3月17日リニューアル 新しくなった施設やグルメを写真で紹介

栃木県佐野市の東北自動車道『佐野サービスエリア(上り線)』が、2026年3月17日午前10時に「ドラマチックエリア佐野(上り線)」としてリニューアルオープンします。
オープンに先立ち、3月13日には内覧会が行われ、新しい施設の様子が公開されました。

今回の上り線リニューアルにより、2022年に先行オープンしていた下り線とあわせて、上下線を徒歩で行き来できる「佐野パークSA」が完成。
上り線ではトイレや商業施設の建て替えに加え、駐車場と歩道の段差解消、障がい者用駐車場の整備なども進められ、利便性向上が図られました。

今回は、内覧会の写真をもとに、新しくなった佐野SA(上り線)の外観や館内、グルメ、ショッピングコーナーの様子を紹介します。

隈研吾建築都市設計事務所監修 木の表情が印象的な外観に

写真を見てまず印象的だったのは、やはり建築の存在感です。商業施設の内外装デザインは隈研吾建築都市設計事務所が監修。外に向かって大きく開いた軒や、木格子が連続する大屋根が印象的で、サービスエリアというより、どこか商業施設や観光拠点のような雰囲気も感じさせます。

施設全体を“Park”と見立てた「佐野パークSA」という考え方も、この外観を見るとかなりしっくりきます。

館内は明るく開放的 休憩施設を超えたような空間に

館内に入ると、明るく開放感のある空間が広がっていました。資料では、佐野市無形民俗文化財「浅間の火祭り」の光の道をイメージした照明や、ニューヨークのプラザホテルで使用されていたシャンデリアが空間演出に用いられていると紹介されています。

写真でも、木の天井意匠と照明の組み合わせが印象的で、単なる休憩施設とは少し違う、ゆったりした空気感がありました。

高速道路初出店の「麺屋ようすけ」 佐野らーめんの存在感も

飲食では、フードコートとレストラン、テイクアウトがそれぞれ個性を分けて展開されています。中でも注目の一つが、佐野ラーメンの人気店「麺屋ようすけ」
高速道路では初出店とのことです。

看板や提供カウンターの写真に加えて、実際のラーメン写真も用意されていて、今回のリニューアルで“佐野に来た感じ”をしっかり打ち出しているのが伝わってきます。

「麺屋ようすけ plus」では、佐野ラーメン、煮たまごラーメン、チャーシューメンなどが並び、オープン記念価格の掲示も確認できました。さらに、ようすけ餃子定食の写真もあり、ラーメンだけでなく定食系でも選べる構成になっているようです。

「SANO SKY DINER」は上質感のあるレストラン空間に

もう一つ、雰囲気が大きく変わったのがレストラン「SANO SKY DINER」です。
栃木の食材を一流ホテル出身シェフが監修するレストランとされており、写真でも一般的なSAレストランより少し上質な印象を受けます。

テーブル席にはタブレット端末が置かれ、順番待ちシステムも導入。レストランではDXに取り組み、順番待ちシステムや自動配膳ロボットの導入が進められていると紹介されていました。

料理写真を見ると、佐野市産寿宝卵のオムライス足利マール牛100%ハンバーグ足利マール牛のもも肉ステーキ佐野鶏パーコー麺、プリンなど、かなり幅広いラインアップ。特にオムライスやハンバーグは見た目にも強く、サービスエリアグルメというより“目的にしたくなるメニュー”に近い印象です。

「旅のイロドリカフェ」では、さのまる焼やドーナツも

テイクアウトコーナーの「旅のイロドリカフェ」も、今回の施設の見どころの一つです。
ここでは地元素材や地域性を意識した商品が展開されており、写真ではドーナツやクッキー、さのまる焼きなどが並んでいました。

特に「さのまる焼」は、専用の回転式焼き器で“さのまる形”に仕上げたオリジナルメニューで、味は佐野らーめん味とあんこ味の2種類。見た目のかわいさだけでなく、“佐野らしさ”をかなり意識した商品といえそうです。

買い物もかなり充実 ラーメンからスイーツ、地元野菜まで

ショッピングコーナーもかなり充実していて、地元野菜や果物、いちごゼリー、トマトゼリー、リピチョコスカイベリー、AOYA CAMPAGNE、金谷菓子本舗など、スイーツや土産物の幅が広いのが分かります。

中でも印象的だったのが、35種類以上の佐野らーめん商品を壁一面に展開する「らーめんウォール」。壁面いっぱいに佐野ラーメン関連の商品が並び、かなりの迫力がありました。
ラーメン好きならここを見るだけでも楽しい空間になりそうです。

物販では、AOYA CAMPAGNEの「謹製栗最中 限」や、金谷菓子本舗の商品群、やさしい色味のパッケージが目を引く「Soyo」シリーズなど、ラーメン一辺倒ではないのも印象的でした。

さらに、生鮮コーナーには地元野菜や果物も並び、地域の魅力を発信する商品構成になっていることが写真からも伝わってきます。

スタンプやご当地プリまで 旅の記念になる仕掛けも

館内では、“SANO”モニュメントや、高校生プロジェクトと連携したハイウェイスタンプ、ご当地プリントシール機など、旅の記念になりそうな仕掛けも用意されていました。

ハイウェイスタンプは佐野市と連携して刷新され、高校生プロジェクトのメンバーが上下線で一つになるデザインを考案したとのこと。ご当地プリントシール機も、いちごや佐野らーめんをテーマにしたオリジナルフレームが用意されるそうです。

オープン前から“目的地感”のある新しい佐野SA

セレモニーでは、株式会社ネクスコ東日本エリアトラクト代表取締役社長の吉見秀夫氏のあいさつも行われ、今回の上り線リニューアルが長年取り組んできた重要事業であること、そして地域と高速道路をつなぐ拠点として発展させていきたい考えも示されました。

株式会社ネクスコ東日本エリアトラクト代表取締役社長吉見 秀夫(ヨシミ ヒデオ)

今回の佐野SA上り線は、休憩のために立ち寄るだけの場所というより、建築を見て、ラーメンを食べて、お土産を選んで、地域らしさを感じる場所へと大きく変わった印象です。

上下線を歩いて行き来できる「佐野パークSA」が完成したことで、今後はドライブ途中の立ち寄り先としてはもちろん、ちょっとした目的地としても存在感を増しそうです。オープン後の賑わいも気になるところですね。

施設情報

  • 施設名:「東北道 佐野サービスエリア(上り)
  • 住所:栃木県佐野市黒袴町1021

※2026年3月時点の情報です。最新情報は公式発表等をご確認ください。