Googleで「さいほくらし」を見つけやすくする

寄居駅南口の旧『ライフ寄居店』跡地が新たな観光拠点へ!2027年中の開業を目指す

埼玉県大里郡寄居町、寄居駅南口に長く残されてきた旧『ライフ寄居店』の跡地について、新たな観光拠点として再生する計画が明らかになりました。

2026年9月7日には、商業施設のコンサルティングなどを手がける「株式会社やまき」の山下修平代表、「株式会社ShowRyu」の北嶋博憲代表取締役、寄居町の峯岸克明町長が会見を実施。

計画では、「農・食・体験・学び」をテーマとした地上4階建ての全天候型複合拠点施設を整備し、子どもから大人まで一日楽しめる施設を目指すとしています。

開業については、2027年中を目指しているとのことです。

寄居駅南口に残る旧『ライフ寄居店』の建物

※出典:[google]

1階には「ぼうけんの森」!観光農園なども計画

今回発表された内容を見ると、単純な商業施設への再生ではなく、寄居町ならではの観光・体験要素をかなり盛り込んだ施設となるようです。

現時点で明らかになっている主な計画は以下の通り。

  • 1階:「ぼうけんの森」を整備
  • 寄居町の水や「寄居玉淀水天宮祭」をイメージした体験エリア
  • プロジェクションマッピングによる花火演出
  • 魚釣りや金魚すくいなどの体験
  • 2階:イチゴやメロンなどを栽培する観光農園
  • 完全無農薬による水耕栽培を行い、来場者による収穫体験も計画
  • 4階屋上:コンテナを活用したサフランの栽培
  • 地域産品の販路拡大や雇用創出につながる取り組み

特に1階の「ぼうけんの森」は、寄居町の水や夏の「寄居玉淀水天宮祭」といった地域資源を施設内の体験につなげる計画となっています。

また、2階にはイチゴやメロンを栽培し、その場で収穫体験もできる観光農園を計画しているとのこと。

天候に左右されにくい屋内型の施設という点も特徴になりそうですね。

一方、3階部分の具体的な内容や正式な施設名称、営業時間、料金などについては、現時点では確認できていません。

実は2026年3月には、すでに「譲渡」が決まっていた

旧ライフ跡地については、今回突然動き始めたわけではありません。

2026年3月26日、土地・建物を保有していた秩父鉄道は「寄居ショッピングセンター」を国内の事業法人へ譲渡することを正式に発表していました。

秩父鉄道によると、ライフ閉店後は10年以上にわたってテナント誘致を行ってきたものの実現せず、2023年9月には建物の解体撤去を前提として跡地活用を検討する方針へ変更。

ところが、物価高騰によって解体費が想定以上に上昇し、解体についても保留となっていました。

その後、2026年3月に譲渡先と「現状有姿」で合意し、「地域における有効活用」を図るため固定資産を譲渡する方針を決定しています。

「寄居ショッピングセンター」の譲渡がすでに決定していた(秩父鉄道公式資料より)

※出典:[秩父鉄道]

対象となる土地は10,755.17㎡、延床面積は11,457.60㎡。

当時、譲渡先については「国内の事業法人」とのみ公表され、企業名や具体的な跡地利用については明らかにされていませんでした。

そのため、3月時点では「旧ライフ跡地に何ができるのか」までは分からない状態でしたが、今回の会見によって、観光拠点として再生する具体的な方向性が初めて見えてきた形です。

1993年開業、2013年閉店。10年以上残されてきた駅前の大型施設

「寄居ショッピングセンター」は、秩父鉄道の沿革によると1993年9月に使用を開始。

大型スーパー『ライフ寄居店』が営業していましたが、2013年8月に閉店し、その後は駅前の大型施設がほぼそのまま残された状態が続いていました。

寄居町の中心市街地活性化基本計画でも、旧ライフは寄居駅南口に残る大規模な空き店舗として掲載されており、長年にわたって駅前活性化の大きな課題のひとつとなっていました。

寄居町議会でも繰り返し跡地活用について一般質問や提言が行われ、商業施設としての再利用や宿泊施設など、さまざまな可能性が議論されてきた場所です。

2023年には一度「建物を解体して跡地を活用する」という方向まで進んでいましたが、その後方針が変化。

そして2026年3月の譲渡決定を経て、今回ようやく具体的な施設計画が表に出てきました。

計画には「やまき」と「ShowRyu」が参加

今回の会見には、「株式会社やまき」と「株式会社ShowRyu」の2社が参加しています。

「株式会社やまき」は、複合商業施設の開発・リニューアルコンサルティングやテナントリーシング、施設の買取再生、アミューズメント・テーマパークの企画などを手がける企業。

地方創生事業にも取り組んでおり、奈良県の複合施設「ミ・ナーラ」では、金魚をテーマにしたインドア施設「金魚ミュージアム」の企画・デザイン・工事・運営などを行った実績も紹介されています。

一方の「株式会社ShowRyu」は、食料・アグリ事業、水処理事業、地方創生事業などを展開する企業で、農地や遊休施設などの有効活用に関する企画・プロデュース・コンサルティングも行っています。

今回発表された「農・食・体験・学び」という施設テーマにも、それぞれの企業が持つ事業分野が関わってきそうです。

ただし、2026年3月に秩父鉄道が発表した「譲渡先の国内事業法人」がどの企業なのか、また今回発表した2社がそれぞれ施設の所有・運営・開発をどのように担当するのかについては、現時点で確認できていません。

旧『ライフ寄居店』跡地・新観光拠点計画 概要

  • 場所:埼玉県大里郡寄居町大字寄居1133-10外(旧寄居ショッピングセンター)
  • 旧店舗:ライフ寄居店
  • 施設:地上4階建て・全天候型複合拠点施設
  • 開業:2027年中を目指す

💡ちょっとひとこと
ライフが閉店したのが2013年なので、気づけばもう10年以上。2023年には「解体する方向」というところまで進んでいただけに、まさか建物のある場所が大規模な観光拠点として再び動き始めるとは、かなり大きな変化ですね。

※掲載の記事は、2026年9月時点の情報となります。施設名称や詳細なフロア構成、開業時期などは今後変更・追加発表される可能性があります。

本記事は「メロン」さん、「永里」さんからの情報提供をもとに作成しました。
ありがとうございます。
※ 情報提供はこちらから受け付けています。


寄居・深谷エリアの注目ニュース!

寄居・深谷エリアの記事をもっと見る。