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移住特集

【移住特集 #9】熊谷は日本一暑いぞ!さいくらエリアの気象事情。

新型コロナウイルス蔓延で昨今の移住ブーム
その移住ブームに乗っかり、さいほくらしエリアに住むとどんなメリットがあるのか?どんなデメリットがあるのか?を、ご紹介する特集です。

さいほくらしエリアとは?

埼玉県北部地域(熊谷市、深谷市、本庄市、上里町、神川町、寄居町、美里町)と群馬県南部(高崎市、前橋市、伊勢崎市)の一部地域を指しています。
便宜上、埼玉は「熊谷エリア」「深谷エリア」「本庄エリア」、群馬は「高崎エリア」「前橋エリア」「伊勢崎エリア」とさせて頂いております。

ライタープロフィール

ぼっち
埼玉北部地域に生まれ埼玉北部地域で育ったが、東京のネオンに憧れ上京。
10年間東京で生活をしたが、現在はさいほくらしエリアに在住。楽しみは休日に子供と過ごす時間。
上京時代に住んでいたのは「新宿区」「豊島区」「杉並区」「練馬区」

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【移住特集】記事一覧

日本一暑い「熊谷」さいくらエリアの気象はどんな?

それで名を馳せたといっても過言ではない「熊谷」
日本一暑い町として有名になりました。
まずは下記をご覧下さい。


※出典:[気象庁]
▲最高気温歴代ランキング

2018年の段階では41.4度で埼玉県の熊谷市が歴代最高気温で日本全国一位でした。
(もちろん一位を取る前から、熊谷は基本暑いです)
で、今年の8月17日に静岡県浜松市が41.1度でタイとなり、同率一位となっています。

これを見て分かるように、「熊谷」は日本一暑い町であることは事実です。
もしかしたら、”瞬間最高”的に暑かったんじゃないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、基本ずっと暑いです。
ただ暑さにも色々あって、例えば京都は(個人的に好きな町なので何度も訪れた事があります)盆地特有の暑さがあり、あればあれで辛いのですが、最高気温的には伸びないですね。
熊谷の暑さを子供の頃から知っていますが、京都の暑さは辛かった気がします。

まあ、そんな話は置いといて、とにかく「暑い」ということは頭にいれておくべきです。
隣の「深谷」も「本庄」も「高崎」も「前橋」も、ランキングから外れてはいますが、同様に暑いです。
(伊勢崎は14位にランクインしています)

一つ朗報があるとすれば、都心のようなヒートアイランド現象は起きにくいと思っています。
もちろん夜も暑いのですが、都心に住んでいた頃に感じたあの「むっとした」夜の暑さはあまりないように感じます。
夜は暑いですが、多少さらっとした印象。

とにかく、日本全国的にみても夏は非常に暑いエリアになります。
では、降水量はどうでしょうか?

下記は1981年〜2010年の降水量を月ごとに平均したグラフです。
それでは比較してみましょう。


▲「熊谷市」「前橋市」「東京」の降水量の比較

実は、基本東京は降水量が多いのです。
特に埼玉は日照時間(年間で晴れている日数や時間)が全国一位、群馬が全国二位になるので、晴れている時間が多いのです。
しかし夏場7月〜9月は東京を越して降水量があがります。

これはもしかしたら気温上昇からくる突発的な雨などによって多くなっているのではないかと踏んでいます。
ただ2010年あたりからいわゆる「ゲリラ豪雨」という言葉が増え始め、当時東京にいましたが、突発的な雨によくやられた気がします。
統計は2010年までとなりますので、今現在の統計からだとまた少し変わってくるような気もします。

では次に降雪量を見てみましょう。


▲「熊谷市」「前橋市」「東京」の降雪量の比較

こちらも同様に1981年〜2010年の統計で、一日あたりの最大降雪の深さ(cm)になります。
数センチの差で、大きな差はないですが、前橋>熊谷>東京の順に雪は多くなっています。田舎は寒いのです。

「暑くて」「寒い」なんて最悪な地ですが、悪いことばかりではありません。
先ほど書いたように
日照時間(年間で晴れている日数や時間)が、埼玉県は全国一位、群馬県は全国二位です。


※出典:[都道府県格付研究所]
▲全国の日照時間ランキング

ちなみに東京都は「偏差値56.5」で14位です。
暑さの恩恵は、日照時間という対価をもたらしてくれるのです。